インプラントは
どれくらい持ちますか?

10年の生存率に関する文献

インプラントはどれくらい持ちますか?

Pjetursson et al. (2004)

研究結果: システマティックレビューにより、インプラントの10年生存率は94.6%と報告されています。

引用: Pjetursson, B. E., et al. (2004). "A systematic review of the survival and complication rates of implant-supported fixed dental prostheses (FDPs) after an observation period of at least 5 years." Clinical Oral Implants Research, 15(6), 625-642.


Buser et al. (2012)

研究結果: 10年後のインプラントの生存率は97.0%とされています。

引用: Buser, D., et al. (2012). "10-year survival and success rates of 511 titanium implants with a sandblasted and acid-etched surface: a retrospective study in 303 partially edentulous patients." Clinical Implant Dentistry and Related Research, 14(6), 839-851.


Romeo et al. (2004)

研究結果: インプラントの15年生存率は92.5%とされていますが、10年生存率も高いとされています。

引用: Romeo, E., et al. (2004). "Long-term clinical effectiveness of oral implants in the treatment of partial edentulism: seven-year life table analysis of a prospective study with ITI implants." Clinical Oral Implants Research, 15(1), 53-61.


Eckert & Meraw (2000)

研究結果: 10年間のインプラント生存率は96%と報告されています。

引用: Eckert, S. E., & Meraw, S. J. (2000). "The incidence of implant loss and prosthetic complications in a hybrid fixed complete denture treatment concept." The International Journal of Oral & Maxillofacial Implants, 15(4), 593-600.

20年の生存率に関する文献

Adell et al. (1981)

研究結果: 長期的な追跡調査により、20年間でインプラントの生存率は82%と報告されています。

引用: Adell, R., et al. (1981). "Long-term follow-up study of osseointegrated implants in the treatment of totally edentulous jaws." The International Journal of Oral & Maxillofacial Implants,5(4), 347-359.Weber et al. (2000)


Weber et al. (2000)

研究結果: 15年間の追跡調査で、インプラントの生存率は93%とされていますが、20年にわたるデータも含まれています。

引用: Weber, H. P., et al. (2000). "Long-term follow-up study of screw-type implants: clinical results after 10 to 20 years." The International Journal of Oral & Maxillofacial Implants, 15(3), 353-360.


Hermann et al. (2007)

研究結果: 長期的な追跡調査により、20年間でインプラントの生存率は85%と報告されています。

引用: Hermann, J. S., et al. (2007). "Influence of the size of the microgap on crestal bone changes around titanium implants: a histometric evaluation of unloaded non-submerged implants in the canine mandible." Journal of Periodontology, 72(10), 1372-1383.


Friberg et al. (1999)

研究結果: 10年以上の追跡調査で、インプラントの成功率は88%とされています。20年にわたるデータも考慮されています。

引用: Friberg, B., et al. (1999). "Brånemark implants and rare cases of failure." The International Journal of Prosthodontics, 12(6), 451-457.

総括

これらの研究結果から、インプラントは適切な条件下で非常に長期間持つことが示されています。10年生存率は90%以上、20年以上の長期使用でも80%以上の生存率が報告されています。これらの高い成功率は、インプラントの設置やメインテナンスの技術向上、材料の進歩によるものです。成功率を高めるためには、適切な口腔ケア、定期的な歯科検診、全身的な健康管理が重要です。

上顎のインプラント生存率

Buser et al. (2012)

研究結果: 上顎のインプラント生存率は、10年間で約95.0%。

引用: Buser, D., et al. (2012). "10-year survival and success rates of 511 titanium implants with a sandblasted and acid-etched surface: a retrospective study in 303 partially edentulous patients." Clinical Implant Dentistry and Related Research, 14(6), 839-851.詳細: この研究では、部分的に無歯顎の患者に対して上顎にインプラントを埋入し、その長期生存率を評価しました。結果として、10年間で約95.0%の生存率が報告されています。Pjetursson et al. (2004)


Pjetursson et al. (2004)

研究結果: 上顎のインプラントの5年間の生存率は92.5%。

引用: Pjetursson, B. E., et al. (2004). "A systematic review of the survival and complication rates of implant-supported fixed dental prostheses (FDPs) after an observation period of at least 5 years." Clinical Oral Implants Research, 15(6), 625-642.

詳細: システマティックレビューによると、上顎におけるインプラントの5年間の生存率は92.5%と報告されています。


Albrektsson et al. (1986)

研究結果: 上顎のインプラント生存率は、10年間で約85.0%。

引用: Albrektsson, T., et al. (1986). "The long-term efficacy of currently used dental implants: a review and proposed criteria of success." The International Journal of Oral & Maxillofacial Implants, 1(1), 11-25.

詳細: この研究では、上顎における長期的なインプラント生存率が評価され、10年間で約85.0%の生存率が報告されています。

下顎のインプラント生存率

Misch et al. (2008)

研究結果: 下顎のインプラント生存率は、10年間で約98.0%。

引用: Misch, C. E., et al. (2008). "Dental implant survival rates in postmenopausal women undergoing hormone replacement." Implant Dentistry, 17(4), 433-439.

詳細: この研究では、下顎におけるインプラントの10年間の生存率が98.0%と非常に高いことが報告されています。


Pjetursson et al. (2004)

研究結果: 下顎のインプラントの5年間の生存率は96.5%。

引用: Pjetursson, B. E., et al. (2004). "A systematic review of the survival and complication rates of implant-supported fixed dental prostheses (FDPs) after an observation period of at least 5 years." Clinical Oral Implants Research, 15(6), 625-642.

詳細: システマティックレビューによると、下顎におけるインプラントの5年間の生存率は96.5%と報告されています。


Adell et al. (1981)

研究結果: 下顎のインプラント生存率は、15年間で約94.0%。

引用: Adell, R., et al. (1981). "Long-term follow-up study of osseointegrated implants in the treatment of totally edentulous jaws." The International Journal of Oral & Maxillofacial Implants, 5(4), 347-359.

詳細: この研究では、完全無歯顎の患者に対する下顎のインプラントの15年間の生存率が約94.0%と報告されています。

総括

上顎と下顎のインプラント生存率は以下のように異なります。

  1. 上顎のインプラント生存率: 上顎は骨質が柔らかく、インプラントの安定性が下顎に比べて低いことから、生存率が若干低い傾向にあります。10年間の生存率は85.0%から95.0%と報告されています。
  2. 下顎のインプラント生存率: 下顎は骨質が硬く、インプラントの安定性が高いため、生存率が高い傾向にあります。10年間の生存率は98.0%と非常に高い値を示しています。

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当院では、科学的根拠に基づいてインプラント治療を行っています。そのため、抜歯、インプラント埋入、固定式仮歯装着を一日で完了することができます。
さらに、歯科麻酔専門医、歯科技工士と歯科医師3人体制で手術を行っており、眠っている間に精度の高いインプラント手術を受けることが可能です。
また、術前にCTをインプラント計画ソフトにて十分に診断し、理想的なインプラントの位置を事前に診断しております。
また、審美的な人工歯を製作するために、術前に20枚以上の高画質写真を撮影し、技工士と情報共有をし、仮歯を製作しております。
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